【マレーシア】ヒンドゥー教の奇祭タイプーサムとは?

どうも、こんにちは。

いきなりですが、今日は何の日か知っていますか?

そう、皆が口を揃えて言うでしょう。
今年もこの時期がやってきました、世界で類を見ない奇祭
「タイプーサム」!
主にマレーシアとシンガポールで行われるお祭りです。

ヒンドゥー教の本拠地インドでは禁止されてるという超危険なお祭り!
と知ってる人もいるかもですが、
今回はそのお祭りについて意味や起源など詳しく掘り下げてまとめてみたいと思います。
主催地マレーシアのバトゥー洞窟メインでの話です。

色物イベントとして捉えるなかれ!
信仰心熱いヒンドゥー教徒の厳格なお祭りをもっと詳しく掘り下げてみましょ。

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タイプーサムについて

・表記は?

Thaipusam / Thaipoosam(タミール語:தைப்பூசம்)読めない。

 

・いつやるの?

タミル人の暦でいう1月/2月の満月の日。
月のイベントなので毎年日にちが変わります。

  • 2015:  2月3日
  • 2016: 1月24日
  • 2017: 2月9日
  • 2018: 1月31日 ←☆今日ココ (2018年現在)
  • 2019: 1月21日

 

・誰がやるの?

インド、スリランカ、マレーシア、モーリシャス、シンガポール、南アフリカなどなどのタミル人系ヒンドゥー教徒インド人。
(タミル人とは主に南インドのタミル・ナードゥ州やスリランカの北部・東部に住み、タミル語を話すドラヴィダ系民族のことをさしますよ。)

 

・どこでやるの?

本国インドでは禁止されて、今ではマレーシア・シンガポールのみで毎年盛大に開催中。
各国から厳格なヒンドゥー教徒たちが訪れて祭りに参加します。
ちなみにクアラルンプールのバトゥー洞窟(Batu Cave)には毎年100万人以上集まるとか。

 

・この日は祝日なの?

マレーシア(一部の都市・州)、スリランカ、モーリシャス、フィジー(非公式)などは銀行や役所が休みだったりの祝日となります。
シンガポールは休日から削除されたっぽい。

 

・語源は?

「タミル暦のタイ(Thai)っていう月の名前+プサム(Pusam)っていう星の名前」
が組み合わさったらしいです。この星は祭りの期間にあるらしいですよ。
ちなみに国のタイランドは関係ないです。

 

・で、何の記念日なの?

一般的には悪魔と戦ったシヴァ神の息子ムルガン(Murugan)を称えるために祝った熱狂的祭典の日といわれています。
宗派によってはムルガンの誕生日を祝うと主張しているものもある。
(諸説、誕生日は5月/6月と主張しているところもありけり。)

マレーシアのバトゥー洞窟には超巨大な像(43m)がそびえ立っていますが、
なんとこの世界最大級の黄金像こそ、ムルガン様です。
わいは知らずに観に行ってたわ。てへ。


この階段の上に寺院があります。
あっついマレーシアでは普通に登るだけで汗だくになる。

 

・ムルガンを祝う記念日になぜ危険なの?

ムルガンは、シヴァ神の光と知恵を具現化したもので、悪を倒したスンバラシイ存在なのです!
私たちが直面する障害など(つまり悪)を克服するために彼に祈りを捧げるのだそうです。
動悸はそういった悪い形質などが破壊されますようにと、このような肉体を傷つけ痛みを伴う形でムルガン様に恵みを受けるため祈るのでした〜。
あと愛と繁栄の女神パールヴァーティがムルガンに「槍」を与えて、悪をやっつけたってことも身体にぶっ刺す串とか鋭利な物が関わってるかも。

 

・つまりこのお祭りは何をするの?

要は神様に祈願するための参拝修行イベントです。参加者何千人もの信者が大規模で寺院や礼拝区域へむけて行進します。何キロも歩きます。
行進するときはみな詠唱とドラムなどで盛大に賑やかしく盛り上げます。

儀式の参加者はイエローやオレンジの色を着用しています。
捧げ物としてミルクの入った壺を頭に乗せて運びます。女性も子供もいます。
信者は主に舌や頬やに象徴的な串が突き刺さっています。
これは贈り物を犠牲にしていることを示しています。
また口に刺してることで喋ることが難しいので独特なジェスチャーで話すらしいです。そら喋れんよなぁ。

なかでもカヴァディ・アタム(Kavadis・カバディー)という鋭利な串を何十箇所も刺して支える半円形の「神輿」をつけて行進する参加者もいます。最終地点までそれを取り外すことなく、群衆とねり歩きます。
シンプルなカバディー神輿もあります。木の棒で支えられた半円形の装飾された神輿で若い子はこちらを使うのかもしれません。しかしその場合も舌や頬に串を通します。
神輿担ぎ者は独身者なので若い子もいるため家族や群衆は彼らを手伝いながら導きます。

カバディーとは負担という意味があり、これも責務の束縛を強調するように肉体的な負担としてムルガンに捧げることで救われたいという強い信仰の現れだそう。
ほかにも何十個ものフックを身体につけて、重いそりを引いたり、フックに果物をぶら下げて捧げ物と運ぶ巡礼者もいます。

一応動画はYoutubeにあったものだけど【閲覧注意】としておきます。

イタ楽しそうですが、Youtube漁ると結構リアル痛そうなのもあります。

そして寺院への急階段を272歩登ります。

ようやく祈願成就!ワチョーイ!!

洞窟の中は実際行ってからその雰囲気を味わってほしいです。
広い空間ですが、この日は信者たちで埋め尽くされるそうです。

鍾乳洞の奥はぽっかり上が空いてて神秘的な光が差し込む。

通常時、山斜面は猿だらけです。すぐ近くまで猿。
階段登ってても猿だらけです。お祭りの日はさすがに隠れちゃうかな?

 

・彼らは痛くないの?

いや、痛いよね。もちろん麻酔無し。
動画見てたら、カーテンなのかなといわんばかりにフックを皮膚に引っ掛けてました。
でも舌・頬などをつらぬく崇拝者たちはほとんど出血もなく、トランス状態にあるとかでほとんど痛みを感じないとか。(あれかな、前にクレイジージャーニーでみたボディサスペンション的な高揚感とかかな、違うかな。)
おそらく色彩がカオスなのと歌や爆音の太鼓や音楽でだんだんトランスってくるらしいです。
で、多くの人は傷もすぐ治癒して、痕も残らないよと言ってるらしい。
いや、穴はあくよねぇと思うんですけどね。

 

・ところで、まさかうジャーニーでは神話の話もするの?

させてよ〜させてよ〜。

 

・起源についてもっと詳しく

むかーしむかし。
アスラ(またの名スーラパドマ、こちらを悪とす)VS デーヴァ勢(こちらを正義とす)との戦いの話の中の一つ伝説だそうな。
彼らよくバトってるんですが、デーヴァ勢はアスラ軍の猛攻撃に何度も敗北。
デーヴァ勢はわいら絶望勝たれへん詰んだもう降伏なう/(^o^)\ってなった時に、偉大なるシヴァ神に「どうにか優秀なリーダーを与えてくれぬかのそしたら勝てるやで!」と、祈り倒した。
偉大なるシヴァ神様はその要求に答えて偉大なる戦士スカンダ(Skanda)を創造し生み出した。

はい、この人がムルガンです。
(なんかヒンドゥーの神様名前がいろいろあって迷子なる)

ムルガンは直ちに天界軍の指導を受けて、彼らも奮起させ、
やっとこアスラ軍を打ち負かすことができました!
わーいこの日はお祭りだ!はい、タイプーサムのできあがり!!ワッチョーイ!

(ちなみに倒されたアスラは最期、神のお慈悲を受けてクジャクになりましたとさ。インド神話ておもしろいよね。)

 

・この儀式をするための準備は?

準備1:
主にカバディー神輿を担ぐ崇拝者は数か月前から菜食、1日1回の特別な食事をし、タイプーサムの48日前から、祈祷と断食を通して自分自身を清めお祝いに備えます。
また独身であること。若い子も神輿担ぎます。

準備2:
信者が歩く巡礼道は清めのため大量のココナッツを割ってぶちまけます。
ココナッツミルクも神様への捧げ物だからです。

準備3:
崇拝者は祈願成就の為に頭の毛を剃ります。
お清めと信仰の深さを表しています。(剃ってない人もいるぽい)

 

タイプーサムを観覧するための心得

主にマレーシアのバトゥー洞窟の祭りについてです。
祭りは日の出から始まるため早朝に到着しておく必要があります。
そのためバトゥー洞窟へのその日列車は満員電車になるので覚悟しましょう。

早めに計画しておかねば、クアラルンプールのホテルや交通機関はBusy以上の混乱だそうです。ちなみにクアラルンプールは通常時も夕方から大概渋滞して、30分の道のりが2-3時間交通渋滞ざらにあります。交通渋滞あまくみたらやばい。

バトゥーへは電車がいいと思います。なんせやすいし。KLセントラル駅からKTMコミューターって電車で30分くらいかな。BATU CAVE駅からおりてすぐでした。

駅からおりたらすぐ怪力と勇気の神ハヌマーン様がお出迎え。

駅から広場までも通常時はたくさんインドの屋台などがありました。
お祭りの日は人が多すぎてどうなるのかしら?

バトゥー洞窟の広場近くに車の駐車場も一応あるけど、多分ムリだと思います。
広場近くに売店もあって普段はアイスとか食べれるけど、多分この日は開いてないだろうなあ。

 

タイプーサムを観察するために守ること

参列者の邪魔をしないこと。
SNSの素材集めとかインスタ蝿目的のために崇拝者に干渉しないこと。
近年、迷惑なのが観光客のセルフィ用自撮り棒がぶんぶんぶつかることらしいですよ。

また、一見サーカスのように感じるかもしれませんが、このお祭りは宗教的意義があるということを理解して、尊重してください。
あまりの珍しい光景にドン引きして指を差したりしないでください。身体改造イベントではないということです。崇拝者たちを賞賛し敬意を払いましょう。

あとこれ一番大事ですが観光客もすごい群衆となるので自分の荷物には十分気をつけることとのことです。

 

ここまで詳しく書いといてなんですが、マレーシアやバトゥーケイブには数回訪れてるのですが、
私はタイプーサム見たことがありません。へっ!
見に行きたいです。いつか来年とか。
ここまで駄文読んだおひとも行きたくなったでしょ?いっちゃお!
意味を知ってから見るとより賑やかに楽しめるお祭りかと思います。
異国は異宗教に触れ合うことができて、これだから旅はおもすろいに〜〜!

では、このへんで。

じゃーに〜〜(^p^)ノ

 

トリップアドバイザー:
バトゥ洞窟 Batu Caveの口コミを見る
クアラルンプールのホテル一覧を見る

出典:
Wikipedia: Thaipusam
What Is Thaipusam?

 

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